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❖サッカーのルール

【Q&A】③オフサイド~ジャッジのタイミングは?

■ オフサイドがなぜ反則(はんそく)になるのか?
⇒ ゴール前で、パスを待(ま)つプレイをゆるすと、サッカーが楽(たの)しくなくなるから。

■ ゴールラインからかぞえて2人目のディフェンスがいるライン ⇒ オフサイドライン
■ オフサイドラインより前にオフェンスがいる ⇒ オフサイドポジション
■ このようにきめると、ゴール前でパスを待(ま)つプレイは禁止(きんし)できるし、ドリブルでボールを前に運(はこ)ぶすばらしいプレイは、自由(じゆう)にできます。
■ このオフサイドのルールを考(かんが)えた人は、とてもかしこく、オフサイドのルールがあるおかげで、より楽しくサッカーができます。

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❖ オフサイドラインは、いつも動いてる

■ しかし、このすばらしいオフサイドのルールにも弱点(じゃくてん)があります。
■ それは、オフサイドラインはいつも動(うご)いていて、正確(せいかく)にジャッジするのが、とても難(むずか)しいということです。

◆ 副審(ふくしん:ラインズマン)

■ サッカーには、フィールドの中でジャッジするメインの「主審(しゅしん)」という審判(しんぱん)と、タッチラインを走(はし)りながら、いつもオフサイドラインを見ている「副審(ふくしん)」という審判(しんぱん)がいます。
■ 副審(ふくしん)は、常(つね)にオフサイドラインに合(あ)わせて移動(いどう)し、オフサイドポジションにいるオフェンスをチェックしているので、ラインズマン(Linesman)ともよばれます。
■ オフサイドラインは、両方(りょうほう)のサイドにありますから、副審(ふくしん)は2人います。
・それぐらい「つきっきり」で見てないと、動(うご)くオフサイドラインのジャッジというのは、難(むずか)しいからです。
※この点(てん)ハンドボールのように「(動かない)ゴールエリアに入れば反則(はんそく)」というルールは、「分かりやすくジャッジしやすい」というメリットがありますね。

◆ オフサイドポジションにいるだけではオフサイドにならない

■ 実際(じっさい)の試合(しあい)では、オフサイドラインは上がったり、下がったり、オフェンスの選手(せんしゅ)もオフサイドラインより前(まえ)にいったり、後(うし)ろにいったりをくり返(かえ)しています。
■ 今(いま)さらですが、オフェンスがオフサイドポジションにいる「だけ」では、オフサイドの反則(はんそく)にはなりません。

日本サッカー協会 競技規則 第11条1項 オフサイド

1. オフサイドポジション
① オフサイドポジションにいることは、反則ではない

❖ オフサイドをジャッジするタイミングはいつ?

■ では、オフサイドをジャッジするタイミングはいつでしょうか?

オフサイドをジャッジするタイミングは…

⭕味方(みかた)がパスを出した瞬間(しゅんかん)
❌自分(じぶん)が、パスを受(う)けた瞬間(しゅんかん)

日本サッカー協会 競技規則 第11条2項 オフサイド

ボールが味方競技者によってプレーされたか触れられた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっている場合にのみ罰せられる。

◆ オフサイドになるパターン

■ 上の動画では、すべて味方(みかた)がパスを出した瞬間(しゅんかん)パスを受(う)けた選手(せんしゅ)は、オフサイドポジションにいます。
■ なので、オフサイドになります。

◆ オフサイドにならないパターン

■ 上の動画では、味方(みかた)がパスを出した瞬間(しゅんかん)は、オフサイドポジションにいません。
■ オフサイドラインより後(うし)ろか、ちょうど同じラインに足と体があります。
※オフェンスの足と体が、オフサイドラインとちょうど重(かさ)なっているときは、オフサイドポジションではありません。

日本サッカー協会 競技規則 第11条1項 オフサイド

競技者は、次の場合、オフサイドポジションにいることになる。
頭、胴体もしくは足の一部でも、相手競技者のハーフ内にある(ハーフウェーラインを除く)。そして、
・競技者の頭、胴体もしくは足の一部でも、ボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い位置にある。
ゴールキーパーを含むすべての競技者の手や腕は、含まれない
オフサイドの反則を判定するにあたり、腕の上限は、脇の下の最も奥の位置までのところとする。

競技者は、次と同じレベルにいる場合、オフサイドポジションにいないことになる。
後方から2人目の相手競技者、または、
・最後方にいる2人の相手競技者

■ なので、オフサイドにはなりません。
■ 前(まえ)に走(はし)りこみながら、パスを受(う)けているので、自分(じぶん)がボールにさわった瞬間(しゅんかん)は、オフサイドポジションにいます。
■ でも、それは関係(かんけい)ありません。

◆ もどりオフサイドは、オフサイド

・では、味方(みかた)からパスが出た瞬間(しゅんかん)は、オフサイドポジションにいる。
・でも、もどってきて自分がボールにさわった瞬間(しゅんかん)は、オフサイドポジションにいない。
■ こんなときは、どうなるでしょうか?

オフサイドポジションから、もどりながらパスを受(う)けたら…

・オフサイドになります。
・動画の副審(ふくしん)もハタを上げてますよね。

■ オフサイドのジャッジのタイミング =

⭕味方(みかた)がパスを出した瞬間(しゅんかん)
❌自分(じぶん)が、パスを受(う)けた瞬間(しゅんかん)

■ 味方(みかた)がパスを出した後(あと)に、どんな動(うご)きをしても、関係(かんけい)ありません。
・その瞬間(しゅんかん)だけで、オフサイドポジションかどうかジャッジします。

■ でも、オフサイドポジションから、もどりながらボールにさわると、なんとなくオフサイドじゃないと、カンちがいしそうになります。
■ なので、よく「もどりオフサイドもオフサイドだよ」と言われます。

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