❖サッカーのルール

【Q&A】どう投(な)げたらファウルスローになりますか?

■ サッカーを始(はじ)めたばかりの人が、よく反則(はんそく)をとられてしまうのは、スローインをする時(とき)です。
■ サッカーのスローインには、いろんな投(な)げ方のルールがあり、そのルールを守(まも)らないと「ファウルスロー」という反則(はんそく)になります。

◆ 正しいスローインの投(な)げ方


【出典】【サッカー】もう失敗しない!スローインの方法と試合を有利にする投げ方

⬆ この動画では、すべてのスローインのルールを守(まも)って投げています。
・このようにスローインを投(な)げれば反則(はんそく)にはなりません。

◆ なぜ投(な)げにくい投(な)げ方なのか?

■ もしスローインする時に「自由(じゆう)にボールを投(な)げていいよ」と言われたら、みんなはどう投(な)げますか?

■ ふつうドッヂボールのように投(な)げないでしょうか?

■ その方がボールを遠(とお)くに強(つよ)く投(な)げられるので、絶対(ぜったい)有利(ゆうり)だし、急(きゅう)に投(な)げる方向(ほうこう)を変えて、相手(あいて)をだますことだってできます。


【出典】【衝撃】ドッジボールレベル高すぎる小学生チーム!!全国優勝チーム対決 サザン’97登場

■「横目(よこめ)でだます」とか、ドッヂボールの必殺技(ひっさつわざ)もありますよね。

■ なのに、なぜサッカーのスローインは「両手(りょうて)で頭(あたま)の上から」という、こんなに投げにくい投げ方なんでしょうか?

◆ サッカーは足でするスポーツ

■ 簡単(かんたん)に言えば
・ドッヂボール ⇒ 手で投げて、ボールを当(あ)てあうスポーツ
・サッカー ⇒ 手をつかわないで、ボールをゴールに入れあうスポーツ
だからです。

■ スローインは、サッカーでフィールド(ピッチ)からボールが出てしまった時に、プレーを始(はじ)めるための一つの方法(ほうほう)に過(す)ぎません。

■ もしスローインを、ドッヂボールのような投げ方でもOKとしてしまうと、ディフェンス側(がわ)は守らなければいけないスペースも広く、自由自在(じゆうじざい)なフェイントにも気をつけなければいけません。

■ スローインする側(がわ)が、とても有利(ゆうり)になり、サッカーが「足」ではなく「手」できまってしまうスポーツになってしまうかもしれません。

■ そのため、スローインは

・だれでも簡単(かんたん)に、遠(とお)くに投げられない
・投げる方向(ほうこう)が、ディフェンスに予測(よそく)しやすい

ように、ルールがきまっています。

■ また、スローインでサッカーの勝(か)ち負(ま)けがきまらないように、

スローインから直接得点することはできない。
・ボールが相手チームのゴールに入った場合 – ゴールキックが与えられる。
・ボールがスローワーのゴールに入った場合 – コーナーキックが与えられる。

というルールになっています。

■ スローインによって、直接(ちょくせつ)得点(とくてん)することもできないし、失点(しってん)することもありません。

⭕ 両手(りょうて)で投(な)げる

■ スローインは両手で投げなければいけません。
■ 片手(かたて)で投げると、簡単(かんたん)にボールを遠(とお)くに投げられるからです。

サッカー競技規則 第15条 スローイン 第1項

1. 進め方
ボールを入れるとき、スローワーは、次のようにボールを投げなければならない。

・ボールが競技のフィールドを出た地点から両手でボールを頭の後方から頭上を通す。

❌ ジャンプしない

■ スローインは、ジャンプしながら投げてはいけません。

■ ジャンプすると、ボールを遠(とお)くに投(な)げやすいからです。
■ ルールブック(競技規則)には、

両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつける

と書(か)いてます。

■ 両足ともグラウンドにつける ⇒ 「ジャンプできない」ということになります。

❌ 片足(かたあし)を上げない

■ 両足ともグラウンドにつける ⇒ 投げるときに「片足を上げながら投げるのもダメ」です。

■ 助走(じょそう)してきた勢(いきおい)を、できるだけボールに乗(の)せられないようにするためでしょう。

⭕ つまさきが着(つ)いていればOK

■ ボールを投げた瞬間(しゅんかん)、両足の一部(いちぶ)でも、グラウンドについていればOKです。
・べったり両足のウラがグラウンドについている必要(ひつよう)はありません。

❌ 足がタッチラインをこえない

■ ボールを投げたときに、足がタッチラインをこえて中に入ってはいけません。
■ ルールブックには、

両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつける。

と書いています。
⭕ タッチラインの外はOK
⭕ タッチラインの上もOK

■ しかし、ボールを投げた時に、片足(かたあし)でも完全(かんぜん)にタッチラインの中に入ってしまうと、ファウルスローになります。

⭕ 頭の後ろ → 頭の上をとおして投げる

■ スローインは、頭の後ろから頭の上をとおして投げないといけません。

ボールが競技のフィールドを出た地点から、両手でボールを頭の後方から頭上を通す


⬆ ディフェンスをだまそうとして、こんな投げ方をしようとすると、ファウルスローになります。

【Question】なぜ、こんなルールがあるんでしょうか?

【Anser】投げる方向(ほうこう)を予測(よそく)しやすくするため。

■ ルールどおりにスローインを投げようとすると、ディフェンスに簡単(かんたん)に予測(よそく)されてカットされてしまうことがあります。
■ しかし、ディフェンスによまれているからといって、途中(とちゅう)で投げ方をかえたり、フェイントでちがう方向に投げようとすると、よくこのルールに引っかかってファウルスローになります。

❌ 頭の上をとおっていない ⬇

❌ 頭の後ろから投げていない ⬇

◆ ファウルスローのあとは?

(その他の反則があったならば)相手チームの競技者がスローインを行う

■ 相手(あいて)チームのスローインになります。

◆ スローインについてのマニアックな反則(はんそく)

ファウルスローのマニアックルール(2度さわり)

① 投げた人が、(他の人がさわる前に)すぐボールにさわったら・・・・間接フリーキック

ボールがインプレーになって、他の競技者が触れる前にスローワーがボールに再び触れた場合、間接フリーキックが与えられる。

② ①の場合に投げた人が、すぐ手でボールにさわったら・・・・直接フリーキック

スローワーがハンドの反則を犯した場合、
・直接フリーキックが与えられる。

③ ②の場合に、ペナルティエリアで、手でさわったら・・・・PK(ペナルティーキック)

反則がスローワーのペナルティーエリアの中で起きた場合、ペナルティーキックが与えられる。

④ ③の場合に、手でさわったのがキーパーだったら・・・・間接フリーキック

ただし、スローワーがゴールキーパーだった場合、間接フリーキックが与えられる。

⇒ キーパーがスローインして、そのままペナルティエリア内で手でさわったって・・・・もう「そんなヤツおらんやろ」の世界(せかい)です。

マニアックルール(スローイン妨害)

① スローワーを不正に惑わせる、または妨げる(スローインが行われる地点から2m(2ヤード)以内に近寄ることを含む)相手競技者は、反スポーツ的行為で警告される。

② ①の場合に、スローインが既に行われた場合、間接フリーキックが与えられる。

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