■ 間接(かんせつ)フリーキックの反則(はんそく)では、直接(ちょくせつ)シュートを打(う)ってゴールすることはできません。
■ そこが直接(ちょくせつ)フリーキックと大きくちがうところです。
【動画引用元】【公式】ゴール動画:中村 俊輔(磐田)5分 大宮アルディージャvsジュビロ磐田 明治安田生命J1リーグ 第3節 2017/3/11
❖ 直接(ちょくせつ)フリーキックとのちがい
◆ PK(ペナルティキック)にならない
■ ペナルティエリアの中で、間接(かんせつ)フリーキックの反則(はんそく)があっても、PK(ペナルティキック)にはなりません。
・PK(ペナルティキック)は、直接(ちょくせつ)フリーキックだからです。
【動画引用元】PK より 近い フリーキック! ペナルティエリア内での間接フリーキック Top10
■ ゴールエリアの中で、間接(かんせつ)フリーキックの反則(はんそく)があったときは、ゴールエリアのラインまでボールを下げてから、フリーキックをはじめます。
2. 進め方
すべてのフリーキックは、反則の起きた場所から行う。ただし、次の場合を除く。
・相手チームのゴールエリア内で反則があり、攻撃側チームの間接フリーキックが与えられた場合、反則の起きた地点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上で行われなければならない。
・守備側チームが自分のゴールエリア内でフリーキックを与えられた場合、そのエリア内の任意の地点から行うことができる。
◆ 審判(しんぱん)の手の上げ方
◎ 間接(かんせつ)フリーキックのときの審判(しんぱん)の手の上げ方
【動画引用元】【修正版】JFA-TV 2019/20 サッカー競技規則の改正について
■ 審判(しんぱん)は、間接(かんせつ)フリーキックであることが分かるように、フリーキックを蹴(け)ったあと、ちがう選手(せんしゅ)がボールにさわるまで手をまっすぐ上げます。
第13条 フリーキック
1. フリーキックの種類
間接フリーキックのシグナル
・主審は、片腕を頭上に上げて間接フリーキックであることを示す。
・キックが行われ、他の競技者がボールに触れる、アウトオブプレーになる、または直接得点することができないと明らかにわかるまで、このシグナルを続ける。
・片手を上げてフリーキックが間接であることを示すのを主審が怠ったが、ボールがけられて直接ゴールに入った場合、間接フリーキックは、再び行われなければならない。
◎ 直接(ちょくせつ)フリーキックのときの審判(しんぱん)の手の上げ方
【動画引用元】直接フリーキックとなる反則
■ 審判(しんぱん)は、ウデを上げて反則(はんそく)したチームのゴールの方をさします。
・すぐにウデは下ろしてもかまいません。
◆ 直接(ちょくせつ)ゴールしたら…
■ 間接(かんせつ)フリーキックで、直接(ちょくせつ)シュートを打(う)ってゴールしてしまったら…
第13条 フリーキック
1. フリーキックの種類
…
ボールがゴールに入る
・直接フリーキックが行われ、ボールが相手ゴールに直接入った場合、得点となる。
・間接フリーキックが行われ、ボールが相手ゴールに直接入った場合、ゴールキックが与えられる。
・直接または間接フリーキックが行われ、自分のゴールに直接入った場合、コーナーキックが与えられる。
⇒ ゴールキックになります。
■ 間接(かんせつ)フリーキックは、シュートを打ってはいけないわけではなく、相手(あいて)のゴールキックになってしまうから、直接(ちょくせつ)ゴールをねらっても意味(いみ)がないわけです。
■ ただし、キーパーやディフェンスが、そのシュートにさわって、ゴールに入ってしまったときは、得点(とくてん)になってしまいます。
主審は、片腕を頭上に上げて間接フリーキックであることを示す。
キックが行われ、他の競技者がボールに触れる、アウトオブプレーになる、または直接得点することができないと明らかにわかるまで、このシグナルを続ける。
■ 「他の競技者」がボールにふれるまでなので、オフェンスだけにかぎらずディフェンスがさわったときも、ゴールはみとめられます。
■ フリーキックからシュートされたら、(間接であっても)キーパーやディフェンスはついボールにさわってしまうかもしれませんから、気をつけてください。
◆ まとめ
◎ 直接(ちょくせつ)フリーキック
■ 直接(ちょくせつ)シュートを打って、ゴールに入れば得点(とくてん)になる。
■ ペナルティエリア内で、反則(はんそく)がおこったら、PK(ペナルティキック)になる。
■ 審判(しんぱん)は、ウデを上げて反則(はんそく)したチームのゴールの方をさす。
・すぐにウデを下ろしてもかまわない。
◎ 間接(かんせつ)フリーキック
■ 直接(ちょくせつ)シュートを打って、ゴールに入ると相手(あいて)のゴールキックになる。
■ ペナルティエリア内で、反則(はんそく)がおこっても、PK(ペナルティキック)にならない。
・ディフェンスは、ゴールの中に壁(かべ)をつくることができます。
■ 審判(しんぱん)は、フリーキックを蹴(け)ったあと、ちがう選手(せんしゅ)がボールにさわるまで手をまっすぐ上げます。