❖ ゴール前(まえ)でキーパーにはりついて、パスを待(ま)つのを禁止(きんし)する
■ ゴール前(まえ)でキーパーにはりついて、パスを待(ま)つのをゆるすと、サッカーはとてもつまらないスポーツになってしまいます。
■ ゴール前でオフェンスがパスを待つのを禁止(きんし)するためのルールが、オフサイドでした。
【動画引用元】
■ Jリーグ公式チャンネル
サッカー初心者必見!オフサイドの基本を解説します!Jリーグキングが教えるサッカー入門講座~オフサイドの基本編~
◆ オフサイドポジション
■ そして、ゴール前でパスを待(ま)ってはいけないエリアを決めました。
・ゴールラインから数(かぞ)えて2番目(ばんめ)のディフェンスから、ゴールラインまでのエリアです。
■ これによって、ドリブルは禁止(きんし)せずに、ゴール前でパスを待(ま)つプレイだけを禁止(きんし)することができます。
◎ ゴールライン
・ゴールのある短(みじか)い方の線(せん)が「ゴールライン」、おぼえやすいですね。
・横(よこ)の長(なが)い線(せん)は「タッチライン」になります。
◎ オフサイドライン
■ ゴールラインからかぞえて2人目のディフェンスがいるラインを「オフサイドライン」と言(い)います。
◎ オフサイドエリア
■ 「オフサイドライン」「ゴールライン」「タッチライン」で囲(かこ)まれたところを、「オフサイドエリア」と言(い)います。
◎ オフサイドポジション
■ 「オフサイドエリア」にオフェンスがいることを、「オフサイドポジション」にいると言います。
❖ 例外(れいがい)
■ 「ゴールラインからかぞえて2人目のディフェンスがいるライン」 ⇒ オフサイドライン
■ 「オフサイドラインと相手(あいて)ゴールラインの間」にオフェンスがいる ⇒ オフサイドポジション
というのが、オフサイドポジションの原則(げんそく)です。
■ 例外(れいがい)というのは、このメインのルールにはあたるけど、オフサイドポジションにならない場合(ばあい)のことを言います。
■ サッカーにかぎらず、ルールには必ず原則(げんそく:もとのルールどおりのとき)と例外(れいがい:もとのルールどおりにはならないとき)があります。
◆ ハーフウェイラインより後(うし)ろ
■ 「ゴールラインからかぞえて2人目のディフェンスがいるライン」と「相手ゴールライン」の間にいる時(とき)でも、オフェンスが「ハーフウェイラインより前」に出ていなければ、オフサイドポジションにはなりません。
■ ピッチの半分より前に出てないんですから「相手のゴール前でパスを待ってる」つまらないプレイとは言えませんよね。
1. オフサイドポジション
① オフサイドポジションにいることは、反則ではない。
② 競技者は、次の場合、オフサイドポジションにいることになる。
・頭、胴体もしくは足の一部でも、相手競技者のハーフ内にある(ハーフウェーラインを除く)。そして、
・競技者の頭、胴体もしくは足の一部でも、ボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い位置にある。
③ ゴールキーパーを含むすべての競技者の手や腕は、含まれない。
・オフサイドの反則を判定するにあたり、腕の上限は、脇の下の最も奥の位置までのところとする。
◆ スローイン・ゴールキック・コーナーキック
■ スローイン・ゴールキック・コーナーキックからボールを受(う)けても、オフサイドにはなりません。
【動画引用元】
TOUROKU OFA
3. オフサイドの反則ではないケース
競技者が次のことからボールを直接受けたとき、オフサイドの反則にはならない。
・ゴールキック
・スローイン
・コーナーキック
◆ ボールより前に出ていない
ゴールラインからかぞえて2人目のディフェンスがいるライン
より前でパスを受(う)けています。
■ しかし、パスを受(う)けたオフェンスは、ボールより前には出ていないので、オフサイドにはなりません。
■ ボールが味方(みかた)のドリブルによって、すでに前にはこばれているので、問題(もんだい)ないからです。
■ 競技規則(ルールブック)には、つぎのように書(か)かれています。
ボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い位置
■ コーナーキックの時に、オフサイドがないのも、同じ理由(りゆう)ですね。
・すでにボールが、一番(いちばん)前のゴールラインの位置(いち)にあるわけですから、だれもオフサイドポジションになることはありません。
◆ カンちがいしやすいオフサイドポジション
◎ フリーキックはオフサイドあります
■ うまく相手(あいて)をだまして、フリーキックでオフサイドをとっています。
【動画引用元】
世界を罠にかけた日本のオフサイドトラップ&ぶち破った天才サッカー日本代表 ロシアW杯
■ このように、オフサイドラインをわざと上げて、相手(あいて)をオフサイドにする作戦(さくせん)を「オフサイドトラップ」と言います。
※トラップ = 罠(わな)という意味(いみ)です。
◎ キーパーのパントキックは、オフサイドあります
■ ゴールキックは、オフサイドがないのとカンちがいしない。
【動画引用元】
■ 西川周作 キックショー 2020
◎ ゴールキーパーがオーバーラップしている時(とき)
❌ キーパー以外(いがい)で、ゴールラインからかぞえて1人目のディフェンスがいるライン ⇒ オフサイドライン
と、まちがっておぼえてる人がいます。
■ たしかに、キーパーはゴール前にいることが多いので「ゴールラインからかぞえて1人目」になることが多いです。
■ 2人目は、「キーパー以外(いがい)の一番(いちばん)後(うし)ろのディフェンス」になることが、ほとんどです。
しかし、
⭕ ゴールラインからかぞえて2人目のディフェンスがいるライン ⇒ オフサイドライン
が正しいです。
■ キーパーとか、キーパーじゃないとか、関係(かんけい)ありません。
■ キーパーがオーバーラップして、前に攻(せ)めていったときを考(かんが)えてみて下さい。
❌ キーパー以外(いがい)で、ゴールラインからかぞえて1人目のディフェンスがいるライン ⇒ オフサイドライン
とおぼえまちがっていると、オフサイドラインの位置(いち)がちがってきます。